言葉のちから

改めて、言葉の選び方の大事さを実感する。

真実は一つだけど、捉え方は三者三様。その人の考え方の癖や過去の経験によって相手への言葉のかけ方が違って、そしてそれが大きな印象の差となって表れる。

物事の本質はなんだろう。そうやってシンプルに感情をできる限り抜いて考える。そしてゆっくり冷静に言葉を頭の中で組み立てる。それから相手に対して出来るだけ簡潔に伝える。

もちろん相手が受ける印象をこちらが全て操作できるわけではないので限界はあるが、可能な限り無機質な事実として相手に伝えることが一つの軸として重要なのではなかと思う。

たとえ、相手が行った行為が少し気に障るものだったとしてもよほどのことではない限り一呼吸置いて冷静になる必要があると思う。

もし相手が不器用な伝え方しかできなかったら、自分の考えすぎだったら、なんとなくその場の雰囲気が悪かったから...。結果を招く要因はいつだって一つの物事だけでは無いと思う。

色んな要素が少しずつ重なって結果的に100%になっていることが大半。

事実はどこで、相手の本意はどれで、今はどんな対応を心がけるのがベストなのかをさらっと考える癖がつくと、カッとなって行動することも大分減ると思う。

 

意図せず相手を傷つけることはダメだけど、もしそうなってしまったのならもううじうじしないでとにかく受け入れる。そして経験として次に活かす。それしかないと思う。

 

誰かの体験談や、ビジネス書に書いてあるエピソードをさも自分の経験のように捉えてはいけないと思う。自分が感じて、失敗して、傷ついたり嬉しかったりしたその気持ちこそが自分自身で、ようやく本当の自分の糧になるものだと考えるから。

 

とにかく今は傷ついてもやれることをやる。

私が今考えるべきことは、自分の意見をはっきり伝えると共に、相手を尊重していかにして話すか。不用意に相手を傷つけてはいけない。

時には自分を取り繕ってでも。