言葉に出さないイライラや、まとわりつく不安に押しつぶされそう。

イライラの正体は、仕事での最低限のコミュニケーションを怠っているから。まとわりつく不安は相手を信頼しきれていないから。おそらくそうだと思う。

業務の役割分担として、私にはほかのスタッフに比べて一人でできることが少ない。そのため、できないことは誰かに依頼をしなくてはならない。この依頼という行為が時に嫌で嫌で仕方なくなる。

どうして、こんなに引き受け手を探さなければならないのか、なぜ人数に見合わない業務量が設定されているのか。私の依頼に引き受け手がいないときは、ついそう思ってしまう。イレギュラーとして誰かに業務を依頼するならまだしも、どうして常に人手不足で引き受け手がいない状態を耐えなければいけないのか。そんな不満がたくさん出てくる。

そして、依頼時には自身の精神状態も影響する。すみません、お願いできませんか。どなたかお願いいただけませんか、一階はスタッフが全員対応中でどなたかに応援いただかなければ大変厳しい状態です。だからどうか助けてとも言わざる状況になぜ対応しなければいけないのか。

チームで助け合うことは大切だが、まず各部署の担当業務とその遂行率を把握することが大切だと思う。ある部門が全く追いついていない業務があるのだとすれば、それはその場で助けるということだけでは根本的な解決につながらない。そして、それが通例かすると、毎度のことかと次第にほかのスタッフは手助けをしてくれなくなる。こんな悪いサイクルに陥ってしまうのではないかと思う。

助け合いというきれいな言葉で根本的な解決から逃げようとしていないか。この言葉はすべてを救うパワーワードだと勘違いしていないか。

世の中はギブアンドテイクでできていると考えている私にとって、助けてくれと言い続けることはギブを常に求めていることだと考えてしまう。仮にほかの場面でテイクできているのなら相手方はそもそもギブばかりする奴らなんて不満は抱かないはず。