些細な苛立ちが、少しずつ溜まってなかなか気持ちが晴れない時ってどんな現象と似てるんだろう。
例えるなら、保湿クリームを塗っているのに数分すると徐々に乾燥し始め、そのまま放置すると1時間後には粉を吹いてしまうみたいな感じかな。
なんかもう、パリに行きたい。
臭くても、道にゴミが捨ててあっても、セーヌ川が予想よりはるかに汚く濁っていても。
それでも、パリの異国情緒を味わいたい。
日々の細かな苛立ちから解放されたい。日本人の中でずっと日本人として生きてきたんだからもういいじゃない。数ヶ月海外でぼーっと暮らしたって。
他人と何かを分かち合うのって多分素晴らしいことなんだと思うけど、常に誰かと気持ちを通じ合わせようとは思ったことはない。
だってかなり心が消耗するから。多少の価値観を乗り越えた先に相手の嫌なところも含めて好きになれるのが恋愛なら、人間関係ってそれほど努力しなくていいんじゃないかなって。
だってほんの少しの出来事でかなりエネルギーを使ってしまうから。
最近気がついたけど、食べ物のシェアは基本すごく嫌いだけど、ごくわずかに仲の良い友だちなら快く受け入れることができる。
物事を円滑に進行するための手段であるコミュニケーションではそれ自体は潤滑油として機能するけど、どうもうまくいかない。
揚げ物に高級なオリーブオイルを使うんじゃなくて、焼きたてのフランスパンに高級なオリーブオイルをディップすることがしたいのです。