人の魅力

年齢や容姿、性別などに関わらず魅力的な人はどんな人だろう。

最近の関心はもっぱら目に見えない人の魅力である。たくさんの項目のうち、私がより重要なポイントだと考えるのは、声、話し方、考え方である。顔で言えば筋肉の動かし方くらいだろう。日頃その人がどんな人たちと会話し、そしてその中でどれほど豊かな表情を作り出しているのか。それがより自然な筋肉の動かし方として顔に馴染み、シワとして刻まれる。そんな感じだと思う。

目に見える部分はいくら頑張ったところで平面に過ぎない。なぜなら、見られる角度がある程度決まっているから。しかし、人の内面はその人のその時の心情によって大きく変わるし成長や環境とともに少しずつ変化していくものだから時として、共感できたり、相容れないと感じたりと平面な顔よりも一層複雑な構造である。

相手の本当の気持ちなんか分からないからこそ

自分の感覚と一致しているのか否かを確認するコミュニケーションを取る面白さがあるのではないだろうか。そして、その懐の広さや素敵な意外性に惚れ込んだり、知れば知るほど自分と全く違う価値観を持っていることに気がついて

呆然としたりすることができる。

こんなに多種多様な角度で複雑な色を出せるのは内面ならでは。きれいな顔より、相手を知ろうとする好奇心、気遣いの方がよっぽど魅力的じゃないか。

私は自分の心を常に揺さぶってくる誰かを好きになる。