言えない私

どうにも瞬発力がない私。

そんな自分に少し嫌気が差した日だった。

ディベートだって、プレゼンだって事前準備が何より大事なのに、実生活は常に本番だから上手く対応できないことが多数ある。

 

美容室の予約をした時の金額と実際に支払った金額に3000円以上の差異があっても、その理由を聞くことができない自分に辟易する。

自分の認識不足なのではと思い、予約時のメニューと金額、その他追加料金が発生する項目に該当していないか等を確認するが、どうしたって3000円を超える金額の差は出てこない。

 

この差はトリートメント料金の違いだった。

私が予約したのは3300円の一番安いトリートメント。この金額であるから追加したメニューだったのに、会計時にはその倍の6600円になっていた。一つグレードが高いトリートメントに変更されていたのだ。

少し動揺するも、なぜ指定したメニューと違うのかについて聞くことが出来ずに、大人しくお会計を済ませ、それとなく愛想よく会話してエレベーターで1階まで降りた。

 

あれから、数時間。ずっとモヤモヤしている。

だって、本来なら美容液を買おうとしていたから。家の近所にあるちょっといい化粧品ブランドから新ラインが直近で発売された美容液のセットを。店内に入り、最近の肌悩みを軽く相談して、狙っていた美容液を購入して今夜使う予定だった。ついでに言うと、その美容液を購入すると化粧水と乳液のミニサイズも付いてくるはずだった。

 

ほんの3,000円かもしれないけど、私にとっては大事なお金で、自分なりにやりくりを考えていたお金だった。

今月、日用品や食費等の必要な出費は全て電子マネーにチャージしておりその中でなんとかやりくりをして、その中での楽しみだったのだ。

 

なんか、この文章をお風呂場で汗をかきながらスマホで打っている自分もなんだか嫌だし、今月が始まったばかりで一つ楽しみが無くなったことも萎える....。

 

今に満足できなければ、今後いくら年収が増えてもずっと満足できなくなるよ。という友人の言葉を胸に、なんとか今月を乗りきろうとするけど、どうしてこんなにお金が無いのかと考えると泣けてくる。家賃に光熱費、携帯代、その他必要な出費を除くと月に使える費用はわずかである。

家賃さえあと半分だったらなんて考えて、実家暮らしの友だちを羨ましく思う日々はもう嫌だ。

眉毛も、まつ毛も、髪の毛も、服も、みんな全部どうでも良かったらいいのに。

誰か一つを整えると、もう必要な出費としてある意味固定費になってしまう。

今、もう少し好きに使えるお金があればこんなちょっとしたストレスもなくなるのに。

 

ただのストレスの吐口になってしまった今日の日記。